よくある誤解2 遺言書を書けばもめない・財産が少ないからもめない
日本では、相続人が資産を均等に相続する割合が約4割、長男など家業を継ぐ者が資産を多く相続する「本家相続」が6割と言われております。一方的に「長男に全て相続させる」を遺言書を残しても、長男としても現金がなく相続税払えない、弟に恨まれ遺留分よこせと請求されるなどあります。
遺言書の技術的な問題としても、書かれていない財産はどう分けるか等トラブルになりかねません。
相続争いはお金持ちがするものだと思われがちですが、現実は、遺産分割事件は申し立て件数で平成22年10,849件です。内訳は、相続財産1000万以下 29% 1000万から5000万以下44%と5000万以下で73%を占めています。
例えば、相続財産が自宅しかない場合、不動産を均等に分けることは難しく争いになりやすいです。
争いになれば、
相続税の申告期限までに遺産分割協議が整わず、税制の優遇がうけれなくなります。
事前の話し合いがとても大事です。
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